短くするほど難しい?
短い文章で多くの情報や想いを伝えるのは難しいですよね。素晴らしい俳句や短歌、広告のキャッチコピーや商品名が世の中にはたくさんあるので、「私たちも♪」と同じことをやりたくなってしまいます。ただ、同じような雰囲気にはなっても、伝わらないことがしばしば…。もちろん能力の個人差はありますが、私が見てきた伝わらない短い文章は、どれも伝えたい情報が多過ぎる特徴があります。それを抜群の言葉のチョイスで伝える力のある人もいますが、普通の人にはちょっとハードルが高い。
目的は伝えること。長くなっても、伝わらないよりはきちんと伝わったほうがいいですよね。仮に出来の良い短い文章になったとしても、受け手の読解力や知識量によって、過小評価、過大評価になって誤解を生む可能性も…。「シンプルに短い文章で伝える」「重複する表現を避ける」「誰でも分かる言葉で」など、良い文章にするためのアドバイスはたくさんありますが、それらを反映させることにばかり意識が向いてしまうと、結局何も伝わらない文章になってしまうような気がします。もちろん、試みることは大事ですけどね。私自身、短くて伝わる文章が書けるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
あなたは、何を伝えたいのか分からない文章に出会ったことがありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。