食べたいけど残す?
ハンバーガーの美味しいソースが、包み紙の谷底へ…。平皿に残ったソースだって、食べたいと思っても、パンもスプーンも無ければ食べません。周囲の目やマナーを気にしているときだけではありません。食べたいけど、食べない。買いたいけど、買わない。やりたいけど、やらない。意思があっても行動に至らないのは人間ならではの特徴で、それをみんな知っていますが、たまにそれを忘れてしまうこともあります。
「どうして欲しいと思ってもらえないんだろう?」「買いたいと思ってもらえるほどの魅力が無いのかな?」。商品の売れ行きがわるいときなど、そんなふうに考えてしまいますが、もしかすると見当違いかもしれません。欲しいと思ってもらえていて、買いたいぐらいの魅力があるのけど買わない人もいるからです。商品自体の魅力はあるのだから、相手の懸念を払拭してあげればいい!と考えるのはどうでしょう。受け入れられずに悩んでいる人に話を聞くと、自分たちのモノやサービスのどこがわるいのか聞かれることが多いです。でも、そのほとんどは良いモノや素晴らしいサービス。何に引っかかって購入を断念しているかを知るのはとても難しいことですが、買いたいけど買わないとしたらどんなケースが考えられるかを想像すると、解決の糸口が見つかるかもしれません。
あなたが、買いたい(買える)けど買わなかったのは、どんなときですか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。