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表で主張しない?

 

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「裏まさり」という着物をご存知でしょうか?外側は地味な生地で、内側が派手に仕上げてある着物です。一般の人が派手な格好をできない時代ということもあって、お洒落な人が考えた自己主張のひとつ。この着物について、ある本で「裏まさりを身に付けている人は、自己主張の達人だ。」と書かれていました。意味は若干異なりますが、自分の身の回りと照らし合わせてみると、本当の意味で主張の強い人は確かに表面的に主張していないなと。

 

「この人の主張には芯があるなぁ」「とてもシンプルな提案だけど、裏でとことん推敲したのがにじみ出ているなぁ」。実際に接したときに、そんなふうに主張の強さをひしひしと感じることがあります。でも、そういう人に限って表面的にアピールしない。それはきっと、そうしなくても伝わるから。表面を繕う必要がないからなのかもしれません。自分自身はどうかというと、表面的に作っていることが多い…。よくよく考えれば、それは結果的に自信の無さを相手に伝えているようなものです。積極的に表に出すことはもちろん必要。ただ、表に出さないほうが自信が相手に伝わるという場合もあります。内に秘めたものがにじみ出るぐらいになるには相当な努力が必要ですが、時には表面的に繕わないほうがよいのかもしれません。

 

 

あなたは、自己主張を表に出しますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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