デザインのはてな

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二次利用はすぐに分かる?

 

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「あぁ、ここはきっと以前飲食店だったんだろうな…」。新しくできたお店に行ったとき、きれいに仕上げられていても、それが新しく考えて作られた内装か、元々あったものに手を加えた内装かがすぐに分かります。いわゆる居抜き物件というもの。一度壊して新しく作り直すよりも出店時のコストを節約できるので、確かに賢いやり方です。でもその元となっているのは、以前あったお店に合わせて考えられた内装。今のお店に合わせて考えられたものではありません。

 

仕事をしていると、使い回せそうなアイデアやデザインが出てきます。それを流用すれば、新たに考えるよりも時間と労力がかからない…。でも、それは出来る限りやらないと決めています。理由は、二次利用したことが必ず相手や利用者に分かってしまうから。企画内容も目的も状況も異なるのに同じ答えでよいはずがないので、微妙にズレた答えを出してもそこには違和感が出てしまうんです。コストや時間を考えると、新たに作ることが難しいケースももちろんあります。だから、私も正直そうしてしまうことも…。ただ、それでうまくいったことはほとんどありません。

 

 

あなたは、二次利用に対して違和感をもったことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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