見せたら来ない人は、見せなくても来ない?
美術展のポスターには、必ずと言っていいほど展示される代表的な作品の写真が使われています。学生の頃は、ポスターで載せちゃったら、そこで満足して美術館に足を運ばないんじゃないかと思っていました。でも実際は全然ちがって、ポスターで満足する人は、載せなかったとしても美術館には行かない人。逆に、画家の名前などの文字情報だけでピンとこない人が、作品を見て実物を観に行きたくなったりします。見せたら来ない人は、見せなくても来ない。
同じように、アーティストが曲のビデオクリップを動画サイトで公開するのもはじめは不思議でしたが、実際はビデオクリップ集などのDVD売り上げにマイナスの影響はあまりなく、宣伝や認知に大きく貢献しているようです。ジャンプで読んでいても漫画の単行本を買うし、テレビで生中継してたって実際に試合を観に行ったりします。はじめから何でもかんでも見せる必要はないと思いますが、見せることによってマイナスよりもプラスの効果が生まれるのかもしれませんね。
あなたは、内容を知っているけど実物を観に行きたくなったことがありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓