あるモノでつくる?
幼い頃、よくLEGOブロックで遊んでいました。ただ、決まったモノを作ることはほどんどなく、ヘンテコな街や乗り物を作っていたんですが、そのときの経験がかなり今の仕事のやり方に影響しています。誕生日に買ってもらうぐらいだったので、パーツは偏っていたり不揃いだったり…。手元にあるパーツをやりくりして、無いモノは別の何かで代用していました。揃っていないのが当たり前。今思えば、別の何かで代用することをそこで自然に学んだような気がします。
デザインの仕事をはじめてからも同じような感じで、そりゃ良い道具が揃っていて最新のパソコンに最新のソフトが揃っていれば快適ですが、別に揃ってないからといって仕事が全くできないわけではないんですよね。最低限必要なものさえあれば、足りないところは別の何かで補うことができる。予算が少ない中でどうにか実現するような仕事も多かったので、続けているうちにどんな状況でも対応できる力が少しは身についたように思います。何でも揃っているのが当たり前になってしまうと揃っていないときに困ってしまう。たまには何かを制限して、別の方法で対応してみるのも面白いかもしれません。
あなたは、何かが足りないとき、別の何かで対応した経験はありますか?
余談ですが、10年以上前、日本人で初めてのLEGOデザイナー募集!という求人があったので迷わず応募しましたが、二次試験で落ちました。ちなみに二次試験の内容は、「赤いバケツ」という基本パーツが入ったセットを配られて「さぁ好きなものを作ってください!」。めちゃくちゃ楽しかったです。
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓