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教えられたことをやる感覚?

 

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 陸上短距離の末續慎吾選手が、あるインタビューに応えていました。その中で、子どもたちや親御さんからよく聞かれる質問が、「かけっこが速くなるためにどうしたら良いか?」だそう。末續さんは、「僕ははじめから技術的なことは教えません。まずは、かけっこが楽しいと思ってもらうことが大事なので、自分がどんなところが楽しいかを共有したり、子どもたちが楽しみを見出せるような遊びを考えたりしています。」と。はじめから技術的なことを教えてしまうと、「教えられたことをやっている」という感覚になってしまうので、そこから技術面でも伸びにくいという話でした。

 

自分のこれまでを振り返ってみると、確かに教えられたことは、教えられたこととして半ば仕方なく取り組んでいたような気がします。逆に、自分が好きなことは、実際いろいろと教わっていても教えられた感覚がそれほどありません。きっと『楽しい』が前提にあるからです。最近は、人に指導をしたりする機会も増えてきて、気づいたことをそのまま伝えてしまったり、ダメ出ししてしまったりと、考え方や技術的なところを教えてしまっています。そこに相手が楽しいと思って取り組んでいるかが抜けている。末續さんの話を聞いて、自分の経験を振り返っても、やっぱり『楽しい』がなければダメなのかもしれないと、気付かされました。

 

 

あなたは、教えられたことをやるときにどう感じていますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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