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ちがうカタチに否定的?

 

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 先日、書道を学んでいる大学生と知り合いました。書道について無知な私は、ついついたくさん質問をしてしまったんですが、どの質問にも自身の考えを返してくれてとても楽しい時間を過ごすことができました。自分が大学時代を思い出すと、その大学生のように自分なりの考えを持っていなかったなぁ…と。それはさておき、その場に居た周囲の人たちからもいろんな意見が出た質問が1つありました。「本来とは少し違ったカタチで伝わることについて、どう思いますか?」。

 

例えば、テレビ番組に出る書道家。作法に捉われず、ダイナミックで素人でも見応えのある字を書く彼らについて、その大学生は、「例えカタチは変わっても、書道の裾野を広げる意味でいいと思う。深く興味を持っていく中でいろんなことを知ってもらえたら嬉しい。」という意見。一方で、その大学生が通う学校の教授たちは、そんな書道家の人に対して否定的らしいのです。

「書道を広める活動に積極的であっても、本来あるべき姿では無いところを全面に押し出されては困る!」。元の姿から少しでもズレると否定的になってしまうのは、確かに理解できる部分もあります。盆栽もそう。海外の需要が高まったとはいえ、険しい顔をする人もいる。本体とはちがうカタチだから伝わったのかもしれないし、本当に間違った伝わり方をしているのかもしれない。自分たちが正しいカタチで広めたい…。う~ん、難しい課題です。

 

 

あなたは、ちがうカタチで伝わっていくことについて、どう考えますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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