どれだけ使ったかは傷み具合で?
スマホの調子がわるくなって機種変更をすることになり、これまで使っていたスマホケースを外して下取りに出しました。1年半前ぐらいに作ったスマホケース。その傷み具合を見て、「こんなになるぐらい使ったんだなぁ…」と、ふと時の経過を感じました。自宅にあるサッカーボールも、表面がすべて剥がれ落ちていて、「昔はこうなるまで練習してたんだなぁ」と感慨にふけったり…。どれだけ使ってきたかを、そのモノの傷み具合であらためて知ることはありませんか?
ボロボロになった辞書を見れば、それだけ勉強してきたんだ!と自信になります。磨り減った靴底を見れば、たくさん歩いているのが分かるし、シャツの襟元がヨレヨレになってきたら、自分がそのシャツを気にってよく着ていたんだと分かる。私が使っていたスマホケースは安物だったので傷みやすく、その変化を感じることができましたが、もしあまり傷んでいなかったら、長く使用した感覚にはならなかったかもしれません。世の中のモノはどんどん品質が良くなっていて、傷み具合を実感する機会が少なくなってきましたが、それはそれでどこか物足りなさを感じるところもあります。アナログからデジタルになって、劣化しなくなったのは素晴らしいことですが、その劣化が大事なときもあるような気がします。
あなたは、モノの傷み具合を見て、使ってきた実感が湧いたことはありますか?
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓