デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

“あの人”に向けて?

 

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「今回の案件のペルソナはこんな感じです。○田△子さん、32歳、女性。□□駅から徒歩15分のアパートに一人暮らし。アパレル系企業に勤めていて、業務は企画営業職。ヨガにはまっていて、週末は仲のよい同僚と食事をして、休みの日に録り貯めたドラマを観るのが至福のとき♪付き合って5年になる3つ年上の彼氏がいて、そろそろ結婚も考えているが、仕事が楽しいので悩みどころ…。収入も少しずつ増えて貯蓄もあるので、都内のマンションに引っ越そうか考え中。今楽しみにしていることは、来月末の韓国旅行!」。

 

先日、デザインを悩んでいるというある人から、「ターゲットを決めたけど、どうしたら良いか分からない…」という相談を受けました。そのターゲットを聞いて見ると、「30代女性」という内容。そこで、私が過去にやった仕事で、前述のようなターゲット像を作った話をしました。架空の人物ではありますが、具体的な人物像があるだけで、その人に向けたアイデアが湧くからです。「30代女性」では、難しいのは当たり前。でも、特定の誰かに向けてならやりやすい。これは単に考えやすくするためだけではなく、そう考えた方が多くの人に刺激を与えるからそうするものです。そこまで絞ったら他の人が魅力を感じないのでは…?と思う人は、ぜひ試してみてください。今までのアイデアよりきっと良いアイデアが生まれるはずです。

 

あなたは、友達みんなが喜ぶことを考えるのと、その中の1人が喜ぶことを考えるのだったら、どちらが考えやすいですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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