アナログなひと手間?
「どうしたら温かみを感じてもらえるか?」「親近感を持ってもらえるか?」商品を手に取ってもらったり、興味を持ってもらうためには、“アナログ”は欠かせないと思っています。買い物の目的が明確で、それをめがけて買いに行く場合を除けば、それがないときっと難しい…。昔、こんなことがありました。パソコンでキレイに作り込んだ店頭POPをいつも用意していたんですが、あるとき商品の画像が用意できずに仕方なく手書きのイラストで店頭POPを作成。すると、それまでよりお客さんに見てもらう確率が高くなったんです。もちろんそれまでと商品は異なるので、一概には言えませんが、これはきっと“アナログ”のチカラ。
とっつきづらそうなビシッと決めた人でも、ワイシャツの裾がズボンからはみ出ていたら、どこか親しみやすさを感じたりするように、とっつきやすいモノは良い意味で崩したところがあります。それこそ店頭POPも、手描きのコメントは親しみやすかったり…。全部同じ向きに揃って整然と並んでいるよりは、1カ所でもちがう陳列になっていた方が良かったりします。つい先日、本に挟むしおりをイベントに参加した方にプレゼントするため、しおりを印刷屋さんに依頼して作成しました。とてもキレイな仕上がりでしたが、冷たい感じが…。そこで、穴を開けてイベントスタッフみんなで紐を通しました。手間のかかる作業ですし、1つ1つバラつきがあって美しい仕上がりとは言い難いものではありましたが、結果的にそれがとても良かったと思っています。
あなたは、アナログなひと手間でほっこりした経験はありますか?
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓