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土足で部屋にあがる?

 

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 土足で部屋にあがる人はたぶんいません。でも、買った靴を部屋の中で広げたり、履いてみる人もいます。外で地べたに置いた荷物やバッグも部屋に置くし、外でその辺に座ったってそのまま部屋の床やソファに座ります。気にする人は気にするし、気にしない人は気にしないことですが、この差がどこにあるのか気になってしまって…。

 

いろんな理由があると思いますが、その理由の中のひとつは、実感があるかないか。明らかに汚れていることが分かるモノは部屋にそのまま置かないのではないかと。自分が1日履いていた靴は確実に汚れているのが分かります。バッグは少しの時間地べた置いていただけなので、汚れ具合が分かりません。購入した靴は箱にしまわれていて、試し履きのときにお店のマットの上で履いただけだから、むしろキレイだと思うかもしれません。それが、工場でどのように置かれていて、お店で他のどんな人が履いたかなんて考えないからです。

 

洋服を買ってそのまま着る人もいれば、一度洗ってから着る人もいます。その差は、やっぱり汚れ具合をなんとなく知っているからではないでしょうか。潔癖症の人だって、きっとどこかで実感したことがあるはずです。私は、似たようなことなのに行動に差が出てしまうことがあった場合、相手に実感してもらうことをあらためて考え直すようにしています。広告でも商品でも、相手が行動に至るものとそうでないものがありますが、行動に至る大半は、相手の経験と重ね合わせたり実感できるような伝え方をしているのではないでしょうか。

 

 

あなたは、靴とズボンの汚れ具合の差なんて気にしたことありますか

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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