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強すぎる責任感?

 

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 住居のインテリアコーディネートの仕事で、いろいろなマンションに行く機会があります。先日も、コーディネートに伺った際、管理人さんに「おはようございます!」と挨拶すると、「どこに車を停めた?」と。挨拶を返してくれないことよりも、いきなり疑いをかけられてビックリ。車ではないことを伝えた後も、用件や作業時間、個人情報までこと細かに聞かれて、なんだか悪いことをしたかのような気持ちになってしまいました。帰り際には「お子さん大きくなりましたね~」と住人に声をかける管理人さん。少し離れたあとで、そのお子さん連れの夫婦が、プライベートに介入されることに不満をもらしていました。

 

『責任感』。どんな仕事でも大切なことで、それを持たずにやっても、よい仕事はできません。とはいえ、過剰な責任感はまわりが見えにくくなってしまったり、誤った判断を招いてしまう場合もあります。前述の管理人さんは決してわるい人ではなく、「住人を守らなければ…」「親しみのある管理人でなければ…」が先行しすぎてしまっただけ。もしかすると直前に、マナーのわるい業者さんが来ていたから敏感になっていただけかもしれません。でも、その管理人さんの姿が、周囲が求める姿とズレているのは事実です。仕事についつい熱が入ってしまう人、与えられた責任をきっちり全うしようとする人。どちらも素晴らしい姿勢ではありますが、時に一歩下がって自分を見てみると、思いのほか周囲の期待から外れてしまっていることがあるので、責任の背負いすぎには注意が必要だと思っています。

 

 

あなたは、責任感が強すぎて周囲の期待とズレていると感じたことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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