思いやりをカタチに?
デザインは思いやりをカタチにしたモノ。誰が言っていたか忘れてしましたが、「確かにそうかも♪」と思うことがあります。自宅から駅に向かう途中にあるマンションの入口に、お花を植えたプランターが置かれていました。住人が出入りするには、ほんのちょっと邪魔になる場所。理由が気になって周囲を見てみると、その花壇の上にはツバメが巣ありました。ツバメの巣を気遣う思いやりから設置された花壇で、土のクッションがあればヒナが落ちても大丈夫なようになっているんです。
『ツバメが巣をつくっています』と書いた貼り紙をすれば、それを見ようとする人が増えるし、過度に保護するようなものを設置すれば、かえって注目を集めてしまうかもしれない。でも花壇なら、景観を良くする上、それを見て気持ちも穏やかになるので、ツバメの巣に気づいても優しく見守ろうと思うかもしれません。『デザインは思いやりをカタチにしたモノ』。思いやりが入っていないモノは、どんなにカタチをきれいに整えたとしても、デザインとは呼べないのかもしれないと、その花壇を見るたびに思います。
あなたが、思いやりを感じたデザインは何かありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓