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ビールの味は、頑張った味?

 

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 ビールは美味しい。…でも、金曜日の仕事終わりに飲むビールと平日の真昼間に飲むビールは、微妙に味がちがいます。夏の太陽の下で飲むビールと、冬にこたつに入って飲むビールも。ちょっと働いていなかった時期に、ビールを飲んでも美味しいと感じないこともありました。ビールは大好き。それなのに、美味しくない気がする。正確には、前に飲んでいたときよりも美味しくないんです。気のせいか、頑張った量に比例して美味しく感じるような…。

 

消費者の行動や利用環境のちがいで、味に限らず、そのモノの効果や満足度が変わることってありますよね。でも、満足できる結果が得られたとき、それらを外して『うまくいった理由』を考えてしまうことがあります。「このビールを美味しいと感じる理由は、製法が〇〇で麦芽が△△で…」。それは正しい理由なんですが、それが全てではないはず。「このビールは、こういうシチュエーションで飲む機会が多いから、苦さを抑えた点が…」なんて理由もあっていい。本当の理由を捉えるのはとても難しいことですが、そのモノだけを見ていると狭い範囲の理由に留まってしまうので、次にまた良い結果を出せなくなってしまいます。キャンプで作ったカレーは美味しいけれど、みんなで頑張って作るから美味しくなるような気がします。

 

 

あなたは、同じモノなのに違いを感じた経験はありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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