「ハヤクナイ?」...?
とある駅のホーム。車掌さんが発車メロディのスイッチをON/OFFする場所に、カタカナで「ハヤクナイ?」と書かれていました。たぶんですが、自身がその駅を利用していた経験も踏まえると、発車メロディーを1~2秒だけ流してすぐ切る車掌さんが多く、ある程度の長さできちんと流すように促すためのものだと思います。ずっと消されずに残っているので、お客さんのイタズラではなさそう。はじめて見つけた時は、ラフな表現でお客さんの見える所に堂々と書かれていることにビックリしました。
「そういうところは見せないでほしい」と思うことが度々あります。ファーストフード店でとびきりの笑顔で対応してくれたと思ったら、レジの裏側に「笑顔で接客!」と書かれているメモがあったり。真剣な眼差しでテレビ収録の打ち合わせにのぞんでいるお笑い芸人さんの様子を放送したり…。裏側の努力や真摯に向き合っていることをアピールされると、私は時々冷めてしまうんです。そういったことは、見せなくても伝わってくることだから。どれだけ努力しているかを伝えたくなる気持ちも分かりますし、どれも狙ってやっていることだったりもしますが、あまりやりすぎるとせっかくの努力や姿勢が逆にウソっぽく見えてしまうような気がします。
あなたが、「そういうところは見せないでほしい」と思ったことはありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、1年前はこんな記事でした↓