まずは自分が欲しいモノから?
学生時代、「自分が欲しいのモノを作れるようになりなさい!」と教えられました。他人の、ましてやたくさんの人たちが欲しいモノなんて、究極を言ってしまえば分かりません。でも、自分の欲しいモノなら分かる。まずはそれを具現化できるようになれということでした。これを教えられてとても良かったのは、自分が欲しいモノは何なのか?を整理できるようになったこと。「こんなのもいいし♪あんなのもいいし…♪」といった曖昧な自分の頭の中を整理して、どんなモノにするべきかを考えるようになったからです。結局、この過程が、他人や大勢に向けたときも同じように必要なんですよね。
だいぶ前にこのブログで紹介しましたが、私は自分が欲しい財布を作ったことがあります。どこのお店に行っても該当する商品が見つからず、それならと工場を探して作ったんですが、完成した財布には満足したものの、「ここがもう少しこうだったらなぁ」と具現化しきれていない部分が所々ありました。そこで、欲しいモノをカタチにする難しさを痛感したのを覚えています。50個ぐらい作ったその財布は、有難いことにたくさんの人に使ってもらっていますが、先日、身近な先輩のものがついに壊れてしまいました。「エイジングを楽しむ財布なので、最低10年は使えるようにしたかったんだけどなぁ…」。
あなたは、自分の欲しいモノを作ったことがありますか?
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓