得したいより損したくない?
クーポンや割引チケットを使う人の心理…。それは、得をしたいからではなく、損をしたくないからだという考え方があります。自分では得をしたいと思っていても、深層では損をしたくない心理の方が働いているそうで、そこまで欲深いわけではなく、他の人と同じサービスを受けたいと考えるようです。だから、何かのクーポンなどをお客さんに利用してほしいと思ったら、「これを使うとお得ですよ!」よりも、「これを使わないと損しますよ!」のニュアンスで伝えた方が効果がある。
私たちが恥ずかしがってクーポンなどを利用しないときは、ケチだと思われたくないと同時に、少しくらいなら損してもいいか♪と思っているのかも…。もちろん基準をどこに置くかによってその人の行動は変わります。転職を考えるようなときは、隣の芝が青く見えるわけではなく、他の会社がスタンダードに見えるから。自分の今の環境が損をしているように感じるからだったり…。自分が基準としたところと同じになりたい心理。職場がオシャレな人ばかりだとファッションに気を配るようになったり、みんなが出来ることを出来るようになりたかったりするのは、他人より優位に立ちたいというよりも、他人と同じになりたいだけなのかもしれません。
あなたは、得をしたいと思いますか?損をしたくないと思いますか?
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓