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絶対にフォローしてくれる人がいる?

 

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 お笑い芸人ブラックマヨネーズの吉田さんが自分たちのスタイルについて語っていた中で、他のコンビと違うとしたらココではないか?という印象的な話がありました。それは、一切躊躇なく自分がボケられる点。プロのお笑い芸人は計算してボケることほとんどですが、相方のツッコミまで考えてボケると一拍テンポが遅くなったり、ツッコミやすい縮こまったボケになったりして、思いきったボケができないそうです。加えて、ツッコんでもらえるか分からないと不安で仕方がなくなる。だから、自分たちの場合は、相方の小杉さんがどんな細かいボケでも絶対にツッコむという信頼関係を築くことをまず徹底したそう。「自分(吉田さん)がのびのびと自由にボケられるのは、小杉が絶対にフォローしてくれるから」と。

 

私が普段の仕事で思いきってできたときの状況を振り返ると、そこには必ずフォローしてくれる人がいました。思いきってやると言うのは、好き勝手自由にやるという意味ではなく、一番良い方法を真剣に考えること。でも、立場や状況によっては、残念ながらそれができなくなってしまうんです。あるとき、今までとはガラリと雰囲気を変えて撮影したいという要望がありました。しかし撮影当日、依頼主の会社の偉い人が現れ、今までと同じように撮影するよう細かく指示…。そこにいた私も含め、カメラマンやその会社の従業員の方も「雰囲気を変えるんですよね?」とツッコみたくなりましたが、それはできませんでした。理由は、先方の担当者やこちらの責任者がそっぽを向いてしまったから。

 

自分が思いきってできるときは、絶対にフォローしてくれる人がいる。だから、仲間に思いっきりやってほしいときは、自分が絶対にフォローするという姿勢を見せないといけない。個人で責任を背負う意識も大事なことではありますが、誰もが萎縮したまま仕事をする不思議な現場が多いのは、何か起きても大丈夫と思えるような心強い人がすぐ近くにいないからかもしれません。

 

あなたは、どんなときに思いきってできましたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

  

 

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