デザインのはてな

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コンペの目的は賞じゃない?

 

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 自分のデザインがどれだけ通用するか?の腕試しに、公募のコンペに参加することを勧められ、20歳頃から不定期ですが参加するようにしています。当初は「絶対、賞を獲ってやる!」と、勝ち負けしか考えていませんでしたが、勧めてくれた意味が社会に出てから分かりました。それは、同じ課題に対して、たくさんの人が真剣に取り組み、具体的な答えを出すという機会がほとんどないから。たくさんの具体案を知ることができるのがコンペの魅力というわけです。経験も立場も関係なく、たくさんの人が同じ土俵に集うことはなかなかありませんからね。

 

社会に出ると、ある課題に対して他にどんな回答があるかを体感する機会が極端に少ない印象があります。似たような課題ではなく、同じ課題であることに意味がある。条件や環境が異なったら、似たような事例は参考にならないのでは?と考えてしまう人もいます。あるとき、同じように悩んでいた後輩に対して、その後輩が取り組んでいた課題を私もやってみたことがありました。すると、真剣に自分なりの答えを出したこともあり、深いところでお互いの考えを共有できて、その後のコミュニケーションが円滑になったんです。『同じ課題に対して、それぞれが具体案をまとめる』。他の人の考えを知りたい人だけでなく、自分が上の立場だったとしても信頼関係を築くのにピッタリなので、機会があったらやってみてください!

 

あなたは、同じことをやったことで、相手との違いを実感した経験はありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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