想定の範囲内?
自分の伝えた通りに相手にやってほしい場合、伝えたときの状態が10だったら、仕上がりは10以下。要点だけを伝えてあとは相手にまかせる場合、伝えたときの状態が5だったら、仕上がりは1~10の間。それらと比べて、自分の伝えたいことは全て伝えた上で相手に任せるという方法をとると、10が10以上になる可能性が生まれます。それが10を下回る場合ももちろんありますが、前述の2つでは、10以上の仕上がりには決してならない。だから、勝負所や普通に競っても太刀打ちできないようなときには、そういった方法をとるケースもあります。(数字はどれも感覚値なので、あくまでイメージで…)
自分がどちらの立場にいても個人的に楽しいと感じる仕事は、どちらも遠慮しないし主張しているように思います。たぶん意識せずにそうなっているのだとは思いますが、最終形を1ミリでも良いモノにしたいとお互いが考えると自然とそうなる…。意見が全く同じということはあり得ないので、細かなことでも議論がないときはどちらか一方が相手の意見をのんでいるので、その部分ではきっと想定以上の変化は起きない。仕事は、時間が制限された中で行うものなので、お互いが全てをぶつけてうまくまとまるなんて綺麗事を言うつもりは決してありませんが、10の仕事を10.1にしようとする姿勢の人に私は惹かれてしまいます。
あなたは、最終的にどうなるか分かっていることを楽しめますか?
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓