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数字だけを頼りにしない?

 

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 100円の商品で、原価が80円のAと原価が40円のBがあったら、どちらの方が品質が高いと思いますか?きっと大半の人が、原価80円のAと思うはずです。でも、実際はちょっと違います。100円で売るのに原価が80円になってしまうのは、作る量が少ないから1個あたりの値段が高くなっているだけだったり、自分たちで直接作っていない商品で問屋さんから仕入れていたら本当の原価はもっと安いかもしれません。逆に原価40円のBは、大量に作っているから1個あたりの値段が抑えられていて、たくさん作る分、品質も安定しているかもしれない。

 

数字のマジックはたくさんあって、よく知らないと目の前の数字を信じて判断してしまうことがあります。そして怖いのは、数字は確かな情報だったりするので、それを疑わないこと。例えば、マーケティングはとても大事ことですが、そこで出てきた数字を信じるのは半分ぐらいにしておいた方がいいと思っています。「この地域はスマホの普及率が100%」と聞いても、1人が2台ずつ持っていて普及率が50%という可能性も考えた方がいい。目の前にポンっと突き出された数字はとても強く、反論の余地もなかったりしますが、そこに自分の体感や経験も重ねて考えるからこそ、その数字も活きてくるような気がします。

 

あなたは、数字を信じて間違った認識をしてしまったことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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