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古くなるもの?ならないもの?

 

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 あなたの町のスーパーを古いと感じたことはありますか?新規出店したスーパーを新しいなと感じることはありますが、昔からあるスーパーに古いも新しいも感じたことがありません。町の中華屋さんも同じ印象です。いつ行っても同じ店構えで同じ味。内装がもともと古かったら、新しさや古さを感じないと思う人も中にはいるのではないでしょうか?

 

なんでも時間が経てば古くなると思われがちですが、実際のところ、古くなったと感じる物ばかりではありません。身のまわりの物だけでも、おなべやお皿、ほうきやちりとり、スリッパやカーテン。デザインや素材は多少変わっても、その物自体を古いと感じることはありませんよね。これって、物をつくる人にとっても売る人にとっても、使う人にとっても重要なテーマだと思うんです。

 

新しいスタイルがすぐに古くなるのは新しいから。長く使うという視点で物づくりを考えるとしたら、スタイルを新しくするのではなく、クオリティを上げるという考え方もひとつではないでしょうか?雑貨屋さんを見渡せば、一風変わったアイデア商品ばかりです。普通の物をこだわって作っただけでは目を引かないのかもしれませんが、限られた資源を使って物づくりをしていかなければならない大きな課題を考えると、流行り廃りのない物づくりを大切にしたいなとあらためて考えさせられました。革新的な技術やデザインに人は心動かされるので、物づくりをどう考えるか非常に難しいところではあるんですけどね。

 

 

あなたが『古さを感じない』ものは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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