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普通の人はメディアにはいない?

 

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『普通』という解釈が人によって異なることを前提のうえで、いわゆる『普通の人』はメディアの中にはいないと考えています。普通じゃないからメディアに出ている。テレビや雑誌だけでなく、ネットも同じ。普通の人は、自分の意見や不満を声を大にして第三者に向けて発信したりしません。ブログをやっているというだけでも、ちょっと普通ではないと思っています。私たちの周りの人は、みんなブログをやっているでしょうか?やっているとしたら、個性的な人たちに囲まれている環境です。

 

私たちは『普通の人』に向けて何かをするとき、なぜか『普通の人』と関わっていません。いやいや、ちゃんと一般の人にアンケートをとって調査しているよ!と言われそうですが、アンケートに答える人も言ってしまえば普通ではありません。企業アンケートに協力したことがあるかどうかは家族や友人に聞いてみればすぐに分かります。社内の別部署の社員に聞いて出てくる意見も、内部の視点が多分に含まれていて『普通の人』とは少しズレています。そう考えてみると、普通ではない人たちだけで考えているのということになりますよね?

 

それが正しいか間違いかを言いたいわけではなくて、それを認識していないことに注意したいなと思ったんです。私たちは知らず知らずのうちに考え方が偏っていきます。自分のアイデアが『普通の人』にウケるかどうかを検証するときなどは、自分の都合に合わせた解釈をしがちです。会社でみんなが賛成した意見を家族に見せてみたら、否定する意見が出てきた。そんなとき、受け入れられない人も多いのではないでしょうか。「良さが分からないでしょ」なんて言ったり…。

 

『普通の人』を交えないで考えるメリットもあります。『普通の人』の意見を参考にするメリットもあります。ただそこがゴチャゴチャになると見えなくなってしまうこともあるので、今自分がどの視点で物事を考えていて、どの立場の人の意見に耳を傾けるべきかを判断できるようにしたいですね。

 

 

あなたは『普通の人』の意見を聞いたことがありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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