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紙袋が捨てられない?

 

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 ちょっとキレイな紙袋。いつか使うと思ってなかなか捨てられない人は多いですよね。使わないままどんどん貯まっていって、結局処分することになったり。そのまま貯め続けている人もいます。どうして私たちは捨てられないのでしょうか?

 

自分の経験に当てはめてみると、捨てられない理由は『使うかもしれないから』、もう少し具体的に言うと『使った経験があるから』だったりします。滅多に使わないことは分かっているのですが、紙袋があったらな~というときに、ちょうどいい紙袋があって助かった経験がたった1回でもあると、自分の中で紙袋はいつか役立つモノに。思い切って全部処分したあとに、たまたま紙袋が必要になったとしたら、「とっておけば良かった…。」と後悔して、その後また紙袋を貯めていくような気がします。

 

仕事でもプライベートでも、思い切って捨てるか捨てないのかの話し合いをしているときに感じるのは、同じ頭で話していないことです。状況にもよりますが、例えばお店をやっている人が、売れ残った商品をどうするか?などの話になると、売り続けていたら売れたことがある経験を持つ人と、売り続けても売れない経験がある人では、同じ結論を出しづらいのは当然。今必要な判断は何か?を考えるときに、過去の経験を参考にすることが必要な部分もありますが、あまりに縛られてしまうとより良い結果を出すための判断が難しくなって、自分たちが変わることに抵抗がでてしまいます。処分したことでのメリットが目に見えづらいことも要因のひとつなので、「思いきって捨てて正解だった!」と思えるような具体的な結果を出して自らで経験しないと、また元に戻ってしまうかもしれません。何でも捨てることが良いわけではないので非常に難しいところです。

 

 

あなたが『とっておけばよかった…』を思ったものは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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