デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

匂いの敷地。電波の敷地。

 

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 マンガのようなこと、皆さんも経験はありませんか?自社サイトに飛ばすことは、WiFiサービスを提供する側として当然です。とはいえ自分が意図していないことが起こるとストレスはかかるもの。勝手につながってしまうと感じたり、そのお店の敷地を越えても続けばなおさらです。規制などの決まりがあるか調べたわけではなく、たまたまそのお店がそうだっただけですが、電波に限らず様々なモノの敷地外に及ぼす影響が大きくなってきたような気がします。

 

匂いも同様。ガソリンスタンドの付近はガソリンの匂い。焼き鳥屋の店の前一帯は煙と焼き鳥の匂い。焼き鳥屋は匂いでお客さんを引き寄せ、ふいに通りがかった人は「おっいい匂い♪」と立ち寄る。一見問題がなさそうに見えても、いつも店の前を通る住民や煙が苦手な人は不快な気分になりますし、その店の上に住んでいたら洗濯物を外に干すことすらできません。最近では、香りを使ったブランディングも増え、ショッピングセンターに行けばありとあらゆるショップから強い香りが漂ってきます。タバコなんかは、敷地にとどまらない代表的なものですよね。

 

昔は、深夜まで営業している飲食店が少なかったり、匂いの強い換気は通行人に配慮する造りにしていたり。印象的な匂いといえばデパートの化粧品売り場ぐらいだったので、そこまで匂いを意識することはありませんでしたが、その数が増えて考える必要が出てきたように思います。「あっいい匂い~♪」とふらっと立ち寄りたくなるあの感じ。誰しも嫌いなわけではありませんし、残したい文化でもあります。ただ、節度を守れなくなってきているとしたら、建物の日当りを確保する権利のように敷地の考え方を平面ではなく立体的に捉えて、周囲に及ぼす影響を考える必要があるのかもしれません。

 

 

あなたは、『匂い』『音』『電波』で困ったことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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