いつもとちがう時もある？

　駅前にティッシュ配りの人がズラリ。「あっ結構です…」と言いながら、その波をかいくぐっていると、最後の一人を通り越してふと振り返ってしまいました。その人が配っていたのが、お菓子のうまい棒だったんです。いい歳してお菓子に反応してしまった自分が恥ずかしくなってしまいました。

普段生活をしていると、いつもとちがうことはたくさんあります。当たり前なんですが、体には“いつも”が染み付いてして、無意識に“いつも”を求めています。電車が時間通りに来ない、ATMが故障中になっている、コンビニで自分が吸うタバコが売り切れていた…。ありえることのはずなのに、何で！と思ってしまったりしますよね。これは先入観とは少しちがうのではないかと思っています。先入観の場合は、それ以外のパターンを経験したことがなかったり知らなかったりすることで、自分の知識だけで判断してしまうのですが、今回の場合はそうでないパターンを何度も経験しています。自分の中でデフォルト（初期設定）の状態を決めている感じ。

“いつも”はこうなっている。この頭になると、仕事の場合はちょっと厄介です。土日はいつも100人ぐらいのお客さんが来店する。今日発注すれば、遅くても明後日には届く。でもそれは“いつも”なら。少なからずそうではない経験をたくさんしているはずなので、今年の自分の“いつも”を一度リセットしてみるのもよいかもしれませんね。

あなたは最近、『いつも○○なのに…』と思ったことは何かありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。