タテ読みでヨコ書き?
日本語はタテ書きのほうが読みやすい…とも言えなくなってきた今日。若い世代に限らず、ヨコ書きの文章のほうが馴染みがある人も多いのではないでしょうか。日本のタテ書き文化が無くなることはないと思いますが、ネットやブログ本などヨコ書きが主流になっている流れは、ごく自然なことのように思うときもあります。
子供の頃の国語の授業。先生が黒板にタテ書きで書いていても、ノートにとるときはヨコ書きにしていました。タテ書きをするのは、原稿用紙を使うときと書き初めくらい。習字のときは筆を立てて使うのでよいのですが、鉛筆やシャーペンを使ってタテ書きをすると手でこすってしまってよく真っ黒になっていたのを思い出します。ヨコ書きでノートをとっていたのは手や文字が汚れるからかもしれませんね。手をつけて文字を書くようになった時点で、読み書きのスタンダードがヨコ書きになっていてもおかしくはありません。
でも、小説や雑誌、新聞は今でもタテ書きです。私たち日本人はやっぱりタテ書きが読みやすいということなんでしょうか。ただ、私たちが書く作業をするときどうかというと、ヨコ書きの方が圧倒的に多い気がします。郵便物の宛名でもヨコ書きをよく目にするようになりました。タテ書きが読みやすいけど、ほとんどヨコ書きにする。広告でもホームページでもヨコ書き。分かりやすくしたい!読んでもらいたい!という課題はよく聞きますが、そこは気にならないんだなとたまに思ってしまいます。
あなたは『タテ書き』と『ヨコ書き』、どちらが読みやすいですか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。