加湿してます感？

　乾燥したこの時期、加湿器が欠かせない人も多いのではないでしょうか。わが家で使っている加湿器は、プラズマクラスター的な空気洗浄加湿器なんですが、音はまあまあ出るものの使い勝手がよく気にいっています。湿度の表示があるのも分かりやすくて。でも、加湿器を買おうと家電量販店や雑貨屋さんに行ったときに見かけた多くの商品は、白い煙が出るオシャレなものでした。加湿している感じが見て分かるものです。もちろん実際の機能性も持ち合わせているのですが、演出効果が強すぎて…。

相手にその機能を果たしていることを伝えるという点で、『やってる感』は確かに大切です。それを伝えないと、興味を持ってもらえなかったり、本当に大丈夫かと疑われたりしてしまうからです。ただ、あまりに分かりやすく強く伝えすぎるのも考えもの…。『私、死ぬほど勉強してきました！』と直接口にしてしまうぐらい張り切った人も魅力はありますが、主張はしていないものの「この人、相当勉強してきたっぽいな～」と相手に思わせる言動をする人のほうが、どこか引き込まれる雰囲気があります。加湿器が『やってる感』を出すために白い煙を出しているわけではありませんが、それに限らず、過剰なアピールと相手に捉えられてしまう可能性も少なからずあります。自分が『やってる感』を出しすぎていないか、たまに客観視してみるのもよいかもしれません。過剰な演出は、良い意味でもわるい意味でも本来の効果をぼかしてしまうときがありますからね。

あなたは、人やモノから『やってる感』を感じたことはありますか？

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。