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自分都合なら早い?

 

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 仕事を進めるときには、誰かの協力が必要で、スピーディーに進めなければいけないケースもあります。そのとき、ついやってしまいがちなことが自分の都合に相手を合わせさせるやり方。自分が欲しいタイミングで回答をもらい、自分が決めた時間で相手に作業させれば確かに早い。でもそれは、ただ早いだけです。スピードが必要だとしても、大切なのは質の高い結果に早く到達することなんですが、その質の部分が抜けてしまうことがあります。言い方を変えれば、そのやり方で質が低下することまで想像できない。

 

私の仕事のパートナーに両極端な人がいます。ひとりは、自分の都合で進める人。クライアントに提出する初期提案の期限が決まっているからと、とにかく間に合わせようとする。なんとか間に合っても、周囲が無理に短時間で仕上げたものなので、その後、何度も直す作業が発生します。もうひとりは、案件の進め方をチームで相談してからスケジュールを調整する人。クライアントが希望するゴールの期日に間に合う時間の中で、ベストな提案を仕上げる方法を考えます。初期でただ間に合わせの提案をしても意味が無いことが分かっているからです。結果的に質が高い仕事になるのが後者。早いのも後者です。

 

こういう話になると「相手の都合に合わせてたら終わらない」と思われがちですが、そういうことではありません。前もって想定している2時間と急遽指示をされた今からの2時間では、時間の使い方もその時間で作業する質も変わります。3時間あればベストなパフォーマンスを出せる人には3時間用意する必要があります。相手があってはじめて良い仕事になる。私は人にお願いする立場でも依頼される立場でもありますが、そこだけは間違えないように心掛けています。予期せぬ事態など、みんなで無理をしなければいけない場合もありますけどね。

 

 

あなたの仕事は、相手とどう進めていますか

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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