温度よりも温度差？

　先日、マンガと似たような体験をしました。２人の店員さんがいて、１人は元気いっぱいのハキハキした人。もう１人は丁寧な対応で大人しい人。どちらも個人的には好きなタイプの店員さんでしたが、２人の差が気になってしまいました。威勢のいい「いらっしゃいませー！」の後に、しっとりした「いらっしゃいませ」。隣でドン！とテーブルに料理が置かれた後に、スッと静かに自分のところに料理が届く。そういった差が、私には目立って見えていたんです。たぶん、どちらか１人だけを見ていたら、気になることはなかったと思います。

例えば、元気がある会社・元気がない会社なんて表現をしますが、元気がある会社の社員全員が際立って元気なわけではありません。元気な人が目立っている。元気な会社にも物静かな人がいますし、元気がないと言われる会社にだって、ものすごく元気がいい人もいます。温度よりも温度差。私たちが生活の中でついつい気になってしまうモノには、そのモノ自体の温度よりも、周囲との温度差が隠れているのではないでしょうか？もしかすると、何もかもをバランスよく整えるよりも、差ができているほうが気になってしまうかもしれません。それが良いかわるいかは別として…。

あなたは、気になったモノに周囲との差はありましたか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。