私は話せます。日本語を少し。
「結論から話しますと…」「伝えたいことは3つあります!」相手の印象に残りやすい話し方です。欧米のプレゼンテーションの手法が日本に浸透して、今では結論を先に伝える話し方が広く用いられています。
でも、たまに違和感を感じるときはありませんか?
マンガの例だと、英語の文法上は「 I can speak Japanese a little. 」で、伝える言葉の順番に違和感がありません。日本語では「私は日本語を少し話せます」のほうが自然です。倒置法もありますが、どちらかと言えば日本人は物事を順序立てて話すことのほうが多いように思います。
結論から話す手法は、相手が答えを急ぐタイプの人だったり、これだけは印象づけたい!というときには効果的ですが、ときには逆効果になることも。「今から話す内容は8つです!」と言われたら「これから8つも話を聞くのか…」と気が重くなりませんか?
前置きを知ってはじめて、出てきた結論に納得できる場合もあります。そう思うと、相手によって話し方を変えられる人(相手のことを理解して話す人)はすごいなとあらためて感じました。
あなたは『話し方』についてどう考えますか?
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*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。