バスに乗る人がほとんどだから

　駅から目的地まで歩いたら30分。バスだと10分。タクシーなら5分。あなたなら、どの手段を人にすすめますか？

「そんなの相手によって変わるよ！」

そう、相手によって選ぶ手段は変わります。統計データでバスを選ぶ人が全体の80%だからバスがいいよ、とは普段は言いませんよね。

ところが、ビジネスシーンに目を向けると統計いわゆるマーケティング調査の結果をもとに手段を選ぶケースがあります。女性の方が多いから○○。30代が多いから□□。そこにまた、30代の人は△△に興味がある人が多い、などのデータが重なって、どんどんリアルから離れていっているような気がします。

たくさんのお客さんを抱えている会社にとっては個人ごとに対応方法を変えるのは難しいでしょう。でも時には「この人は健康そうだから歩きをすすめようかな…」「バスで座れなかったら膝がつらくなるからタクシーをすすめようか…」なんていう提案があってもいいのではないでしょうか。プライベートのときと同じように。

あなたは『すすめる手段の選び方』についてどう考えますか？

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＊イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。