ETC料金所のドキドキ
緊張するから、ちゃんとやる。
電車の自動改札ではしっかりタッチする。「キンコーン!」と鳴ったら恥ずかしいから。ETC専用料金所では、スピードを緩める。バーがギリギリまで開かず壊してしまうかもしれないから。
「利用者が守っているんだから無くしてもいいのではないか?」と思うこともありますが、緊張感を与えるという大事な役割があります。
こういうケースもあります。たまたま、口が大きく開いたバッグを持って買い物に行ったとき、私服警備員にずっと見張られていました。万引きやイタズラの抑止力としては効果てき面ですが、決して気持ちの良いものではありません。監視カメラもそう。
過度の緊張感は、不快感を与える。緊張ゼロだと、悪い意味で自由になってしまう。どこで線を引いても嫌な人は嫌だし、物足りない人は物足りない。『適度な緊張感』難しいですね。
会社でデスクを並べて島にするのは、コミュニケーションをとりやすくする目的もあるけれど「まわりが頑張っているから私もやらなきゃ」「上司が見ているかもしれないから手を抜けないな」という『適度な緊張感』をつくる目的もあるかもしれませんね。ちなみに私は島デスクが苦手です。
あなたは『適度な緊張感』についてどう考えますか?
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*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。