デザインのはてな

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タテに開けたら全部食べる?

 

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 ポテトチップスの袋には「(ギザギザの部分を)タテに開けると開けやすい」と書いてあったりしますが、私はマンガのように開けようとしてしまいます。開けにくいことが多く、ハサミで開けたり、諦めてタテに開けたり…。私の場合は1回で全部食べてしまうのでどうやって開けてもいいんですが、少しずつ食べる人への配慮が欠けているかも?と思うこともあります。タテに開けた袋は輪ゴムで縛ったり密封するクリップなどが使えず、ジップロック的なものに入れて保管するしかありません。

 

私が世の中のデザインを見ていて感心することのひとつに『途中のデザイン』『終わりのデザイン』があります。それは、使いはじめて時間が経ったときのデザイン、使い終わったあとのデザインです。瞬間的に美しいデザインは多いのですが、実際に使っていったときにガッカリすることも少なくありません。ふわふわだと思って買ったら数回使っただけでゴワゴワになったタオル、最初は丁寧にいろいろ対応してくれたけど入会したら素っ気ないサービスなど、スタートが良い商品はたくさんあります。使い終わりも同様に、使っている間は大満足だったけど使わなくなって処分しようと思ったとき困るモノもあります。途中や終わりまで満足できるものは意外と少ないのではないでしょうか。

 

新聞は情報を得るためのモノですが、読み終わったら湿気取りなどに活用できて、回収のしくみがあって再利用されます。全てがはじめから考えられたわけではありませんが、『途中のデザイン』『終わりのデザイン』までされています。どの商品も決して考えられていないわけではありませんが、そこにこだわらないデザインは、これから作業どんどん淘汰されていくような気がします。

 

 

あなたが『途中』や『終わり』で困ったことは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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