平面を立体に？

　平面でしか考えていなかったものを立体にすると違和感がありますね。私はずっと立体物をつくる仕事をしてきたので、デザインを考えるときは３次元になった状態を頭の中にイメージしながらスケッチを描きます。３次元になる前提の画。経験がありませんが、動画を撮影する前の絵コンテもきっと同じ。動いている状態をイメージして、その１コマを絵にしています。画のその先を考えているから、立体や動画にしたときもイメージ通りになるような気がします。

最近のマンガはアニメ化されるのがとても早く、連載と同じようなペースでアニメの話も進んでいく印象があります。アニメ化の技術が進んでいるのかもしれませんが、もしかするとアニメ化を前提にマンガを描いているからなのかと…。もしそうではないとしたら、平面で完結しているものを動かしたり、立体にする作業はとても難しいことではないかと自分のマンガを立体的にしてみて感じました。同時にそれをやっている人たちはすごいなと。ご当地のゆるキャラなどで違和感のある着ぐるみとイメージの崩れない着ぐるみがあるのは、きっとそんなところではないかと思います。

あなたは、平面で見ていたものが立体や動画になって違和感があったことはありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。