みんなハッピー?
消費者は1つ分のカロリーで2つ食べることができて嬉しい。お菓子メーカーは2つ売れて嬉しい。CMのお姉さんも好感度が上がって嬉しい。売上を伸ばすためのメーカーの戦略だったとしても、みんなハッピーなのかもしれません。
ちょっと視点を変えてみます。もしお菓子メーカーが「我慢せずにカロリーを抑えて、生活習慣病を予防できるように若い世代に働きかけたい!」という目的で開発した商品だっとしたら、どうでしょうか?
メーカーは目的が達成できていない。消費者のカロリー摂取量は変えられていない。「結局、お姉さんが美人なのは、このお菓子と関係ないじゃん!」。ちょっと大げさですが、少なくともハッピーではない結果と捉えることもできます。
みんなにメリットがある。みんなが楽しんで取り組んでいる。そんなときほど目的を見失ったりしてしまうものです。「お客様に喜んでいただいて、私たちも満足です。」本当にそれでいいのかな?
あなたは『みんなハッピー』についてどう考えますか?
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*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。