いまは鍋焼きうどんの気分じゃない
何かを人に見てもらうときは、実際に見る人と同じ目線でチェックすることが大切だと言われます。そこで気付いた点をもとに見直していくことで、完成度が高くなっていきます。
例え話をひとつ。
店頭のディスプレイをみんなで考えています。ある人は入口の正面に立ち、「店の前を通った人はこう見るだろう!」と言い、別のある人は道路の反対側に立って「遠くから最初に目に入ってきたときに、どう見えるかが大切だ!」と。すると、若いスタッフがこんなことを言い出しました。「うちの店は駅から少し離れていて坂も多いので、歩いてきて店に着いたときには疲れてグッタリなんですよね~」。
ディスプレイがどう見えるかも大切ですが、どういう状況で見るかという別の視点が加わったことで、ディスプレイの考え方はきっと変わります。
『同じ目線になる』。見てもらう側はどこまで出来ているでしょうか?大切なことではありますが、やり方次第では相手の目線と異なるものを作り上げてしまう可能性もあるので、『同じ目線になったつもり』にならないように気を付けようと思います。
あなたは『同じ目線になる』についてどう考えますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。