空き缶入れが見当たらない
「お客様の笑顔をつくりたい」「ほっと一息できる時間を提供したい」といった謳い文句を見かけることがありますが、実際やっている事とズレている場合があります。
ジュースを販売して売上をとることが目的で自販機を設置したならば、販売以外の対応は正直に言ってしまえば面倒なことです。空き缶は業者さんが回収してくれるけど、自販機で販売している商品以外の空き缶やゴミは回収してもらえません。残ったゴミの処分や清掃はやらなければならなくなります。
空き缶入れを無くした場合はどうでしょうか?捨てられないので、購入した人は空き缶を持ち帰ります。自販機周辺はゴミも出ずキレイなままで、清掃の必要はありません。ただその場合、飲んだ後の時間は「ほっと一息できる時間」とは言い難いですよね。ジュースを飲んで気持ちよく帰ってもらうためには、空き缶入れは必要です。
「隠す」「見つけづらい」は、相手の気持ちを逆撫でしてしまいます。「アフターサービス充実!お気軽にホームページで!」。それを聞いて実際に見てみると、そのサービスを利用するためには様々な条件があったり、依頼方法が複雑だったり…。期待や信頼を裏切られてしまったときの気分は、決して良いものではありませんよね。
「あなたの特別な時間を演出したい!」なんて気軽に言ってしまうと、かえってマイナスの印象を与える結果になるかもしれませんので十分ご注意を!
あなたは『見つけづらい』についてどう考えますか?
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*イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。