体定規と頭定規
定規で測らずに大きさをピタリと当てる人がいます。理由は『体定規』と『頭定規』を持っているから分かるそう。
『体定規』は、自分の身長が170センチ、足のサイズが26.0センチといった簡単なところから、両腕を広げたら○センチ、手のひらを広げたら○センチという具合に、自分の尺度を持っている。『頭定規』は、階段が一段□センチ、ビルの窓は規格が□センチだから、あのビルの高さはだいたい△メートルなど、規格寸法を知っている。
これを自分流にアレンジしていくと、このポスターを駅のホームに貼ったら、反対ホームからどのくらいの大きさに見えるか?ビルの3階の看板は地上からどう見えるか?などに応用できるようになります。もちろん感覚だけではダメで、設置環境の調査やリアルなシミュレーションは必要なんですが、これをある程度身につけているとイメージが湧いて便利だとか。
かえってサイズ感に縛られて発想が乏しくなってしまうデメリットもあるので、必要に応じて自分の定規を出し入れできると便利なのかもしれません。
あなたは『体定規』『頭定規』を持っていますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。