いつも買うのはMサイズ?
例えばポスターをつくるとき、実際のサイズ(実寸)でデザインを確認するようにしています。A3サイズまでしか印刷できなければ切ってつなぎ合わせて、それを遠くの壁に貼ってみたりして。そうしないと分からないことや気付かないことがたくさんあると教えられました。学生のときは「小さくたってチェックは出来るでしょ!」なんて生意気に思っていましたが、そんなことはなく…。
どんな大きいものでも実寸で確かめるのか?という揚げ足取りは無しにして、実寸でつくる意味は何でしょうか?私が考える実寸で確認する意味、それは実際に見る人と同じように見て確認できる点。これが一番重要ではないでしょうか。「こう見えるだろう」でやって、実際に完成したら想像していた見え方と全くちがう、ということも少なくありません。小さな文字が読めるかどうかの確認や、その大きさが適切かどうかを検討する意味もあります。
工業製品も建築も模型をつくります。飲食店の新メニューであれば、当たり前ですが実際に出すものと同じものを作って確認します。デザインにはそれが必要ないのでしょうか?予算や時間の問題も関係してくるとは思いますが、消費者や見る人、使う人のことを考えれば、実際に提供するものに出来る限り近い形で検討したくなるものですよね。
あなたは『実際のサイズで確認する』についてどう思いますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。