高効率•低満足?
先日、久しぶりにGUで買い物をしてビックリ!すべてセルフ会計に変わっていました。買い物かごを専用BOXに入れてピッピッピッ…「アリガトウゴザイマシタ」。自分で袋詰めすることをのぞけば、並ばないし早くて快適。でもどこか物足りない。
私たちは効率良く対応してもらうことを望んでいる反面、効率が良すぎると満足できないところがあります。例えば、ご飯を食べに行って料理を注文。10分後には注文した全ての料理が運ばれてきたとします。不満もなくどれも美味しいのに、どこか物足りない。出てくるのが早すぎるからです。実際はすぐに出せるように仕込みがされているだけで手間がかかっていないわけではないのですが、流れの中で処理されたような印象を持ってしまいますよね。
多くの人に少ない人員で対応するには効率が求められます。効率が良ければ、経費を抑えて利益を上げられるかもしれません。でもサービスを受ける側にとっては、その対応が自分だけに向けられているか、自分のためだけにやってくれているかがとても重要です。手間がかかっている感じをわざとらしく演出するのはおかしいですが、手間をかけて対応しないと、どんなに良い商品やサービスを提供しても満足には届かないような気がします。
あなたは『効率よく対応』されて、思ったほど満足できなかった経験はありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。