ちなみたがり?
『富士山の高さ3776mにちなんで、3,776円!』『東京オリンピック開催を記念して、2020個限定発売(シリアルナンバー入り)』。私たちは“○○にちなんで○○”が大好きです。
先日、30周年を迎える会社の記念サイトの企画を考える仕事がありました。ディスカッションで出てきた案は30周年にちなんだものが多く、中にはそれを30にする必要は本当にあるの?と疑問を持ってしまうようなアイデアもありました。『30人の感謝のメッセージ』。一見良さそうなアイデアですが、30人に絞る必要性やどうやって30人を選定するのかピンときません。「30にちなんで…」に縛られすぎてしまうからです。
意味を持たせようとしたり、関係性を深めようとして半ば無理矢理に2つをつなげると、よく分からないものになってしまうケースもあります。私も「○○にちなんで…」はついつい使ってしまうのですが、それが不自然でないかをよく検討して他の人に見てもらったりするように注意しています。すんなり入ってこなければ却下。モノにもよりますが、3,776円って言われてもなんだか微妙な金額に見えてしまいますよね。
あなたが最近気になった『○○にちなんで…』は何かありますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。