アウェーなお店?
行ったことがないお店で妻と食事をするのが楽しみのひとつなんですが、そんなとき、入るお店と入らないお店がハッキリ別れます。入らないお店の理由は『アウェー感』。常連さんで埋め尽くされた店内の独特の空気や、ラフな服装では入りにくい空気があると、つい入るのをためらいます。結局良さそうなお店が見つからずに馴染みの店に入ってしまうのですが、はじめてその店に入るときに入りやすかったかといえばそうでもなかったり…。どちらかといえば思い切って入ったお店のほうが頻繁に通うお店になってることが多いように思います。
お店でもウェブサイトでも商品でも、入りやすさを考えます。たしかに気軽に覗けることを重要視することは多いのですが、自分の体験と照らし合わせるといまいち合致しないんです。例えば、いま自分が使っているカバン。店舗がたくさんあって買いやすい商品はたくさんありますが、私が選んだカバンは都内に1~2店舗しかなく、駅近でも商品数が豊富でもないお店のカバン。ネットで検索してもすぐには出てこないので、入りやすさという点では決して良いとは言えません。
簡単にとってきた仕事が簡単に離れていったりするように、簡単に手に入れられるモノや環境には深く入りこめないような印象があります。逆に大変な思いをして手に入れたものは大事にしているような気がして…。積極的に広告を出しているわけではないのにどんどん新しいお客さんが増えていく不思議なお店やサービスがあります。そんなお店は、一度ついたお客さんが離れないからではないかと思っています。逆に、次から次へとセールやイベントを開催しているお店が多いのは、簡単に入ってきたお客さんがすぐに離れていってしまうからなのかもしれませんね。
あなたが気に入っている商品やお店、サービスは、簡単に手に入ったものですか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。