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達成感があるとやりたくなる?

 

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 不快だったら申し訳ありません、トレイの話です。お店や駅の男性トイレの小便器には、周囲を汚さないように用を足してもらうために様々な工夫がされています。その中で私が今までで一番効果があると思ったものは、的(まと)を付けたアイデア。そこを狙い続けると色が変わるものも見かけたこともあります。用を足した後には不思議な達成感があって、キレイに利用することが出来たなと思えたりするんです。女性の方には分かりづらい話ですいません…。

 

キレイに使ってもらうために、「もう一歩前に出てください!」「キレイに使っていただき有難うございます!」などの貼り紙がされています。直接的に訴えかければ、協力しようという意識にはなります。でも、達成感はありません。私はこの『達成感』が、協力してもらうためには大切だと考えています。例えばゴミの分別。大事なことだと理解できますし協力したいと思う人は多いはず。それでも徹底してもらえないのは、達成感がまだまだ足りないからではないでしょうか。リサイクルしたものがどのように使われているかを伝える努力は、自治体も民間企業もやっています。でも、今自分が分別することによって、どれだけ世の中に役立つかは分かりません。どうしてもそうして欲しくなったとき、私たちは強制する手段を選びますが、自発的にやってもらうにこしたことはありません。それが難しいことなのは十分理解していますが、それでも自発的にやる方向を目指すべきではないかと考えてしまいます。

 

 

あなたが協力したことに達成感はありましたか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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