動く所は傷みやすい?
人のカラダの中で、頻繁に動かしたり負担がかかる所は傷みやすいですよね。膝や腰、肩や手首など故障を抱えている人もきっと多いのではないでしょうか。人のカラダと同じにするのはちょっとちがうかもしれませんが、モノだって頻繁に動かしたり負担をかけていれば、はやく傷んでいきます。途中で気付いて処置をすればまた元通りになりますが、気付かずに使い続けてしまうと、元には戻せなくなってしまう場合も…。例えばダイニングテーブルだったら、使っているうちに脚を固定しているネジがどうしても緩んできます。気付いてネジを締め直せば戻るものの、そのまま使い続けるとネジの部分がバカになってしまって元には戻せません。
やっぱり気に入ったモノは長く使い続けたいですよね。ただ、そうは思っていても、そんな気持ちとは裏腹にすぐに傷んで使えなくなってしまうことがあるように思います。それは長く使い続けるための手入れやメンテナンス方法を知らないからです。方法があるのに知ろうとしないのではなく、方法があることを知らない。だから、せっかくのお気に入りをすぐに手放すことになるんです。私は、本人が使い続けたいと思っているのに、使い続けられないケースを何度か見てきて、そこに『使い続ける方法を伝える』役割があると感じました。長く使い続けられるかどうかは本人次第…。分からなくもありませんが、長く使い続けてほしいという気持ちをもっとカタチにしてもいいのではないかと思いました。
あなたは、傷んできていることに気付かず、長く使い続けられなかった経験はありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。