本屋さんはマンガ本屋さん?
子供の頃から本を読む習慣がなく、私にとっての本屋さんはマンガを買いに行く場所でした。だから大人になるまでは、マンガ以外のどんな商品を取り扱っているか知らなかったと思います。手帳やカレンダーなどは想像できますが、「あの本屋さん、そんなモノも売ってたの?」なんて驚いたこともあります。興味があるものしか見ていないと、いざというときは困ったりもするもので、先日も薄墨の筆ペンが急遽必要になったのですが、文房具屋が閉まっている時間で、他に売ってる場所を見つけるのに苦労しました。「本屋さんに筆ペンなんて置いてあったっけ…?」そう思ってダメもとで行ってみたら、ちゃんと置いてありました。
私たちは自分が興味のあることや必要な情報だけをみることに慣れています。家族に1台のテレビで興味のない番組を付き合って観ることも少なくなりました。ニュースだって、その人の興味に合わせて配信されるような時代です。必要な情報だけを集めようとすれば、興味のない情報はいくらでも遮断できる。だからこそ、意識して興味のないことに触れる必要があるし、時には何かに役立つときもあると思っています。私はデザインという仕事柄、本当はいろんなことに触れて日々学ぶ必要があるんですが、最近は少し自分の中の情報が偏っている自覚があります。
あなたは、興味の無いことを遮断していると感じることがありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。