どちらにも支持される？

　例えば、アナログ時計とデジタル時計があります。好みは人それぞれ。さらにアナログ時計を選ぶ人には、秒針がチッチッと動くステップタイプが好きな人と、スゥーッと動くスイープタイプが好きな人がいます。仮に新しい時計を考えるとしたとき、よく陥りがちなのは、どちらにもウケる方法を考えようとすること。アナログが好きな人は○○な所が好きで、デジタルを好きな人は△△が好きだから、その両方を満たしたアイデアを考えよう！その結果、どちらにもウケないモノになってしまうことが多いように思います。もちろん、うまくいく場合もありますが…。

『どちらにもウケなくていい』。その考えを選ぶのは、きっととても難しい。ターゲットを広くしたほうが、選ばれる確率が高くなりそうに感じるからです。一部の人にウケようとして、万が一、その人たちにも受け入れられなかったら…という不安もきっと大きいはず。両方に支持されるものを考えようとする気持ちになるのは当然です。でも、趣味志向が相反する両者どちらからも支持されるのは難しい。どちらにも支持されるとしたら、表向きに好んでいることが異なっていても両者に共通することが多い場合や、そこまで両者の趣味志向が離れていない場合です。AさんにもBさんにも好かれたい！そうしようと行動しても、なかなかうまくいかないような気がします。

あなたは、どちらにも支持される方法を考えたくなりませんか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。