写真を撮りたい？

　あるクラフトビールの会社が、宣伝活動の一環で面白いことをやっていました。それは、お店に撮影スポットを用意する。テレビCMや広告に費用をかけられないので、SNSでの拡散を狙い、撮影したくなるような環境をつくるというものです。ビールの缶が山積みされていて、大きなPOPが立ち、人がちょうど入り込めるようになった場所。「こんなビール見つけました！」と、ついアップしたくなる状況です。お店でビールを提供しているだけでは、なかなかそこまでにはなりません。

ターゲットにこうしてほしい！と思っているのに、そうしたくなるようなことをやっていないケースをよく見かけます。「お友達を紹介してくれたらサービスします！」お得になるなら紹介したいと思う人もいますが、そういったサービスがあるのは誰でも何となく知っているので、自分がお得になりたいから紹介してるんだと相手は感じるかもしれませんし、紹介する側もそう思われないかと躊躇してしまいます。紹介してほしいなら、紹介したくなるようにする。なかなか難しいことではありますが、そもそものところに戻って考えることも必要かもしれません。

あなたが、SNSにアップした出来事は、自分がアップしたいと思ったことではありませんか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。