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受話器を持って電話?

 

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 ふとダイヤル式の公衆電話を見かけて懐かしく思い、いつもはスマホで掛けている家への帰りの連絡を公衆電話で掛けてみました。「電話を掛けてるって感じだなぁ」。相手を呼び出そうとダイヤルを回している時間にも意味があるし、受話器をもって話すだけで会話の重みもちがう。スマホをポケットに入れていても、イヤホンで自動的に電話がつながるような便利な世の中になったけれど、電話は相手と話ができればいいだけなのかと考えてしまいます。

 

タブレットで小説を読むのもいいけれど、本とはやっぱりちがう。ページをめくっていると読み進めている感覚があって、指ですいすいページをめくるのとはちがいます。紙の質感ひとつとったって大きな意味がある。仮に、最新の道具がそういった感覚まで再現できるようになったとしても、同じにはならないような気がします。私たちはきっと、情報だけを買っているわけではないし、目的を果たせばいいわけでもありません。最新の道具に魅力があるのは間違いありませんが、それまでの道具と同じように機能しているかというと、そこまで至ってはいないような…。現代の人たちが同じ機能を求めなくなったとしたら、それはそれで寂しいところもあります。

 

 

あなたは、スマホの通話と公衆電話は同じ機能だと思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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